色替えの頻度が高く、今日社会的問題を引き起こした胆管ガン問題。これは洗浄剤に含まれている特定の物質が、人体に悪影響を及ぼして引き起こした問題だと言われています。ならば業界全体で色替えを減らすことを考えたらいかがでしょうか。そして、プロセス４色で特色効果を再現できる仕組みができたらどうでしょう。そんな想いで今回配布致しました冊子は、昨年9月に新潟県印刷工業組合で話した内容を冊子にしたものです。本日も録音しておりますので、後日皆様に冊子にして差し上げたいと考えております。
この本文の文字は、３色掛け合わせで万年筆のインキをイメージして、目に優しい色合いに致しました。本文の中でこれは重要と思われる部分、強く訴えたい所にはマーカーラインが引いてあります。ご覧になってどう思われますか。印刷の新しい可能性を感じられませんか。私たちの身の回りには様々な書籍がありますが、書かれている著者の方はどこが重要なのか、きっと認識されていることと思います。だったらその箇所を、マーカーラインで表示したり、文字の色を変えたりして表現することで、もっと見通しの良い理解しやすい印刷物が作れるのではないかと考えています。
