“リッチブラック” の意味・解説

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リッチブラック
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表記・読み

解説

リッチブラックとは、スミ(ブラックインキ)1色で表現した黒ではなく他の色を混ぜて、より深みのある濃い黒にすることです。

20190911-rich-black-05.png


単色のスミ(ブラック)だけの黒と、リッチブラック(他のカラーが混じった黒)では以下のように異なります。(Illustrator上でのシミュレーション)

Illustratorでのリッチブラック比較


各色のインキ濃度を高めることで、より濃い黒になりますが、濃度を高めれば濃度を高めるほど良いというものではありません。


CMYKの4色がすべて100%のカラー(総ベタ・4色ベタ)を使用すると以下のトラブルが発生することで、印刷結果が不安定になり、印刷のムラができてしまいます。CMYKのインキの総量が300%以下になるようにすることをおすすめします。

  • インキの乾きに時間が掛かる
  • 印刷中にインキがはがれてしまう(逆トラッピング)
  • 印刷物を重ねたときにインキがはがれてしまう(裏移り)

このため、吉田印刷所ではリッチブラックのカラーに C50% M40% Y40% K100% をお勧めしています。


リッチブラックを使用した場合の注意点

リッチブラックを使用したデザインでは、CMYKの4色を掛け合わせ印刷するために、4色の位置合わせのズレによる「見当ズレ」が起こりやすく、小さい文字・明朝体・細い文字・細い線には向いていません。

文字の周りに黒以外のカラーが見えたり、白抜きになるべき部分にほかのカラーが入り込んでしまったりするからです。

わかりやすく大げさに表現したイメージは以下の通りです。

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RGBカラーの黒から意図せずリッチブラックになることも

また、RGBカラーのデータを印刷する際に、RGBの黒(R,G,B=0,0,0・#000000)がブラックだけのカラーにならずに、CMYKすべてのカラーが混じったカラーに変換されることがあります。

この場合、意図せずリッチブラックになってしまい、掛け合わせ印刷となった結果、文字が太って見えたり、文字が読みづらくなったりすることがあります。

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