InDesign CS5のPDF/X-4保存設定について(印刷用PDF変換)

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概要

InDesign CS5でPDF/X-4保存

このページではInDesign CS5でPDF/X-4形式でPDFを保存するための手順を掲載しています。


PDF/X-4形式は透明の情報を保持したままPDF形式で保存ができるので、PDF/X-1a形式での保存より、ファイルサイズの縮小化、保存の時間の短縮、文字品質の向上などが期待できます。


PDF/X-4ではRGB画像・RGBカラーを含めることが可能ですので、プロセスカラー印刷CMYKの4色カラー印刷)にて印刷を行う場合は、RGB画像・RGBカラーの色彩が変更される場合があります。ご注意下さい。


●設定ファイルをダウンロードしたい方はここをクリックしてください。


手順

メニューから「ファイル」→「ドキュメント設定」を選択します。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(1)



仕上がりのサイズとドキュメント設定のサイズが合っていることをご確認下さい。

右綴じ左綴じの綴じ方向もご確認下さい。

右側に「詳細設定」のボタンがある場合、クリックします。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(2)


裁ち落としの値がすべて3mmになっていることを確認して下さい。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(3)



メニューから「編集」→「透明ブレンド領域の設定」→「ドキュメントのCMYK領域を使用」にチェックが付いているかどうかをご確認下さい。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(4)



メニューから「ファイル」→「書き出し」を選択します。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(5)



「フォーマット」を「Adobe PDF(プリント)」に設定し、書き出すファイル名を設定して「保存」をクリックします。(「インタラクティブ」を選ばないで下さい)

InDesign CS5でPDF/X-4保存(6)



「Adobe PDFを書き出し」のダイアログが出てきたら、上部にある「PDF書き出しプリセット」をPDF/X-4:2008(日本)」に設定します。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(7)



左側のメニューで「圧縮」を選択します。

設定は以下の様にして下さい。

  • カラー画像
    • ダウンサンプルしない
    • 圧縮ZIP
  • グレースケール画像
    • ダウンサンプルしない
    • 圧縮ZIP
  • 白黒画像
    • ダウンサンプルしない
    • 圧縮ZIP

InDesign CS5でPDF/X-4保存(8)



左側のメニューで「トンボ裁ち落とし」を選択します。

設定は以下の様にして下さい。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(9)


設定する場所は以上で終わりです。


PDF変換の設定を保存しておきましょう。

ダイアログの左下にある「プリセットを保存」をクリックしてください。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(10)



「プリセット名」を適当に設定します。

ここでは「PDF_X-4」としました。(プリセット名に「/」が使えないため)

プリセット名を決めたら「OK」をクリックします。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(11)



「Adobe PDFを書き出し」のダイアログに戻ってきますので、「PDF書き出しプリセット」が先ほど決めたプリセット名になっていることを確認して下さい。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(12)



ダイアログの右下にある「書き出し」をクリックするとPDF変換が始まります。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(13)



次回以降は...

メニューから「ファイル」→「PDF書き出しプリセット」→「自分が決めたプリセット名」(PDF_X-4など)を選択すると、PDF変換の設定が自動的にされます。

InDesign CS5でPDF/X-4保存(14)



設定ファイルダウンロード

InDesign CS5用のPDF/X-4への変換設定ファイルのダウンロードは以下のアイコンをクリックしてください。

設定ファイルPDF変換設定ファイルダウンロード