捨てられる印刷物を減らしたい～作りすぎ編

印刷提案「環境のために」一覧

印刷物は、どうしてもストックするもの、という印象があるようです。特にオフセット印刷は一度に大量に刷った方が単価が下がる利点があります。

そのため、今までは長期間分を多めに刷って余ったら捨てればいい、そういうものとして受け入れられてきました。

しかし、「環境報告書」をまとめ、廃棄物の量を公表するようになった現代に「多めに刷って、余ったら廃棄」はナンセンスな考えです。

早めに印刷発注を、ストック型からフロー型へ切り替えるべきです。

今まで長期間分を印刷してきたものを、使用予測が大きく外れない短期間に分割して印刷する、というフロー型の印刷システムが「分割印刷方式」です。

1年間に使用する部数と、今後1ヶ月使用する部数では、どちらが精度の高い予測ができるでしょうか？

そう、もちろん今後１ヶ月の方です。市場動向や流行、季節性など不確定要素が少ないため、予測の精度が上がります。

フロー型の印刷発注は、従来のストック型とは異なり、不確定要素を減らし、使用部数予測の精度を一定に保つことで作りすぎを防ぎ、廃棄量を限りなく0に近づけます。