間もなくAdobe MAX! Illustrator 2024のインストールはお済みですか?
2025年10月28日~30日(ロサンゼルス現地時間)にAdobe MAXが開催されます。
このイベントに合わせて、例年通り Adobe Creative Cloudの新バージョン(2026)がリリースされる見込みで、Photoshop 2026やIllustrator 2026などが登場する予定です。
Adobe Creative Cloudのポリシーは最新バージョンと、その1つ前のバージョンのみがサポート対象になっています。
このため、Adobe CC 2026がリリースされると、Adobe CC 2024のバージョンはインストールできなくなります(一般的なユーザーの場合)。
Illustrator 2025には不具合が多数報告されています
最新版を使えば問題ないと考える方も多いかもしれません。
しかし、残念ながら最近のAdobeのアプリは最新版が非常に不安定で、不具合が多く報告されています。特にAdobe Illustrator 2025は現在も解決していない不具合があり、推奨されない危険なバージョンと言っても過言ではありません。
Adobe Illustrator 2025がリリースされてからの不具合を挙げてみると以下のようにかなり問題のあるものがあります(修正されていないものもあります)。
- テキスト入力時にフォントが意図しないフォントに変わる
- 組版の設定によってはテキストの位置がずれる
- PDFの書き出しで透明効果の表現が変化する
- 既存のファイルを開くと、フォントが変わる
- 「線幅と効果を拡大」にチェックを入れて拡大すると太くなりすぎる
- 複数のアートボードを使って保存し、再度開くとレイアウトが崩れる
AdobeのコミュニティでもAdobe Illustrator 2025の不具合の回避策として、Adobe Illustrator 2024のインストールを推奨する回答が多くあります。
しかし、今後はIllustrator 2024のインストールができなくなるため、不具合回避策が取れなくなる可能性があります。
今後はAdobe Illustrator 2024がインストールできなくなるため、そうした回避策を行うことができなくなります。
今すぐできる対策は?
まだIllustrator 2024をインストールしていない方、またはアンインストールしてしまった方は、安定した編集作業のために、今すぐインストールすることを強く推奨します。
また、Adobe Creative Cloudの自動更新をオフにすることで、意図しないバージョンアップを防ぐことができます。
今すぐ対策に取りかかりましょう!
自動更新の設定方法
- Creative Cloud Desktopアプリを開く
- 「環境設定」→「アプリ」→「自動更新」をオフに設定

参考情報
- 大間知 聡さんのブログ記事を見る(Adobe InDesign MVP)
- ものかのさんのIllustratorバグまとめを見る(DTP向けアプリ開発者)
- 自動更新についてのAdobe公式ページを見る