【DTP】新macOS CatalinaでCS6は絶対に動かない/PhotoshopでType1フォントが使えなくなる

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株式会社吉田印刷所

吉田印刷所メールマガジン

2019/10/16 号

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macOS Catalina 10.15
画像出典:macOS Catalina(Apple)

DTPでは、
macOS Catalina(10.15)は
まだ早い?

安易なアップグレードでCS6が使えなくなります


新しいmacOSであるmacOS 10.15 Catalinaがリリースされました。新しいものを使いたい気持ちはわかりますが、DTPをされる方はアップグレードするのは慎重になった方が良いでしょう。

最大の理由は、macOS 10.15 Catalinaでは「Illustrator CS6やPhotoshop CS6などが動作しない」ためです(既にインストールされていた場合でも)。
 
これは新しいmacOSでは32bitアプリをサポートしない(動作しない)仕様になったことが理由ですが、Photoshop CS6などは64bitアプリでは?と思われる方もいるかもしれません。Adobeアプリの認証で使用するAdobe Application Manager(AAM)が32bitアプリのため、起動できなくなるとのことです。

DTPのファイルで制作時と異なるバージョンで開くと、文字のズレや表現の変化が発生することがあります。
 
過去のデータを流用する、現在編集作業が進行している場合は、アップグレードをしないようにしましょう。

その他の情報は以下のページが詳しいです。

Photoshopで不具合があります


新しいmacOSでとPhotoshopの組み合わせで、さまざまな問題が発生しているようです。
  • ファイルの拡張子が変更できない
  • 一部プラグインが動作しない
  • ドロップレットが動作しない
  • スクリプトが動作しない
  • ビデオのレンダリングが終了しない
これらはAdobeが認識している問題なので、時期が来たらアップデートされる可能性が高いです。

しかし、例年のパターンから、Photoshop 21(Photoshop 2020)のリリースが近いと想像されるので、場合によっては現在のPhotoshopでは改善されない可能性もあります。

発生している問題の詳しい情報は以下のページをご覧ください。
特段の理由がなければ、不具合が改善されるまで新しいmacOSへのアップグレードは控えましょう。
PhotoshopでのPostScript Type1フォントのサポート終了

Photoshop
Type 1フォントが
使用できなくなります


AdobeはPhotoshopにて2021年リリースのPhotoshopから(つまり次の次のバージョン)からPostScript Type 1フォントをサポートしない(=使用できない)ことを表明しました。

この表明はPhotoshopだけになっていますが、Adobeの開発としてほかのIllustratorInDesignなどのアプリでも将来的に Type1フォントが使用できなくなる可能性も出てきたので、Type1フォントを使用されている方は、早めにOpenTypeフォントへ移行することを 考えておいた方が良いかもしれません。

これは以前のメールマガジンでCreative Cloud 2020年版からCIDフォントが使用できなくなることとも繋がることで、古いフォーマットのフォントはサポートしないというAdobeの意向と考えられます。
PhotoshopのType1フォントのサポート終了について読む

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