災害備蓄用薬袋【防災用品】

全国の防災関係者・医療関係者の皆様へ

「災害備蓄用薬袋」(災害用緊急薬袋)は、東日本大震災での支援を機に、災害時に適切な医療を迅速に提供するために開発されました。

電力・人員・物資が不足している特殊状況下を想定した、「災害時初動に特化」した特別仕様の薬袋です。

災害備蓄用薬袋のデザイン

災害備蓄用薬袋のデザインは基本的に以下の通りです。

自治体名や団体名・病院名・薬局名の名入れを加えたデザインに変更することも可能です。

災害備蓄用薬袋のデザイン(表面)
災害備蓄用薬袋のデザイン(表面)
災害備蓄用薬袋のデザイン(裏面)
災害備蓄用薬袋のデザイン(裏面)

災害備蓄用薬袋の3つの特長

特長1 適切な医療情報を市民の皆様に提供できます

電力が使えず、人員も少ない災害時には、患者から細やかな聞き取りをしきれない現実があります。

  •  患者が避難所を移動しても医師・薬剤師が薬の重複・飲み合わせなどをチェックでき、重複投与や薬による副作用を予防します
  •  おくすり手帳の役目も果たせるよう工夫されており、より適切な治療が受けられます

特長2 「一人一枚」で完結する薬袋

震災直後は物資が行き渡らないことも考慮し、薬袋が「一人一枚」で済むように作られています。

  •  内服薬・外用薬ともに記入できる
  •  日付欄が複数あり、繰り返し使用できる

特長3 大容量のB5サイズ

東日本大震災で支援を行った宮城県薬剤師会様より「災害医療の現場では、大容量のお薬を入れることが必要」とアドバイスいただきました。

災害時は持病の薬を持ち出せるとは限りません。飲み薬とともに、かさばる吸入薬などの外用薬も一緒に収まる大きさです。

  •  内用薬・外用薬など複数薬を入れることができます
  •  文字サイズも大きめで、高齢者にも分かりやすい
災害備蓄用薬袋はお薬が多く入る大きさです
災害備蓄用薬袋はお薬が多く入る大きさです

「薬剤師のための災害対策マニュアル」で備蓄品として推奨

日本薬剤師会ウェブページ
日本薬剤師会ウェブページ

「薬剤師のための災害対策マニュアル」とは

平成24年3月に「平成23年度厚生労働科学研究「薬局及び薬剤師に関する災害対策マニュアルの策定に関する研究」研究班の報告書である「薬剤師のための災害対策マニュアル」(以下「災害対策マニュアル」)が作成されました。

この災害対策マニュアルでは、薬剤師と薬剤師会が災害時に行うべき活動と、平時の準備や防災対策といった指針が示されています。

同マニュアルでは、東日本大震災等の経験を踏まえ、医療に従事する薬剤師及び薬剤師会が災害時に行うべき活動と、平時の準備・防災対策が示されています。

日本薬剤師会(日本薬剤師会)

この「災害対策マニュアル」では薬剤師が災害時に携行すべき物品がリスト化されています。その中に「災害用緊急薬袋」も含まれており、見本として弊社の災害備蓄用薬袋が掲載されています。

薬剤師のための災害対策マニュアル

薬剤師のための災害対策マニュアル

薬剤師のための災害対策マニュアル

こちらの災害用緊急薬袋は、東日本大震災後に現役薬剤師、ならびに日本薬剤師会の担当者からアドバイスを頂いた、現場の声を反映したデザインになっています。

平時から

災害対策マニュアルの中で、医療機関の薬剤部門・薬局では、平時から直ちに取り組みべきこととして「医薬品の備蓄・管理」の項目で「その他、薬剤関連資材についても、同様の備蓄に努める(資料3)」と記載されています。

災害発生時には

災害時の救援活動では「被災地での医療救護活動に必要と思われる備品(資料1)、携行用医薬品(資料2)、及び被災地の医療救護所において調剤及び医薬品の保管・管理に必要となる資材(資料3)を準備する」と記載されています。

その後、令和6年3月に改訂された「薬剤師のための災害対策マニュアル」にも同様に当社の災害備蓄用薬袋が掲載されています。

本マニュアルは平成23年度厚生労働科学研究で作成された「薬剤師のための災害対策マニュアル」の改訂版となり、改定にあたっては、災害時に適切に対応できる薬剤師の養成に資するよう、近年の災害発生状況のみならず、新型コロナウイルス感染症等の新興感染症の流行状況を踏まえながら、薬剤師・薬局として対応すべき取組に焦点が当てられております。

薬剤師のための災害対策マニュアル 薬剤師向け(日本薬剤師会オフィシャルWebサイト)
薬剤師のための災害対策マニュアル(令和6年3月 改訂版)
薬剤師のための災害対策マニュアル(令和6年3月 改訂版)
災害時携⾏薬剤関連資材リスト
災害時携⾏薬剤関連資材リスト
災害⽤緊急薬袋(参考)
災害⽤緊急薬袋(参考)

また、以下のページにも掲載されています。

弊社の「災害備蓄用薬袋(災害用緊急薬袋)」を備蓄品として、ぜひご検討ください。

使用実績・納入実績

災害における使用実績

東日本大震災 薬袋支援活動

2011年3月11日発生の東日本大震災において被災自治体の薬剤師会様に対し、薬袋の緊急支援を実施しました。※下記は支援の一部です。

  • 2011年3月16日(水):岩手県薬剤師会 薬袋20万枚
  • 2011年3月19日(土):宮城県薬剤師会 薬袋20万枚

災害用備品としての納入実績

  • 2012年1月:47都道府県薬剤師会様へ各10,000枚を無償提供
  • 2014年8月:中部地方の自治体様へ2,000枚を納入
  • 2024年2月:石川県薬剤師会様へ20,000枚を無償提供

※掲載許可を頂いた団体・自治体様のみ掲載しております

メディア掲載・利用された医療従事者の声など

弊社の「災害備蓄用薬袋」は、様々なメディアの他、東日本大震災でボランティア活動された医療従事者の活動レポートやブログなどでご紹介いただきました。

※震災当時は「災害対応緊急薬袋」と呼称。太字は当社による。

新聞報道

新潟日報2011年9月17日朝刊「災害緊急薬袋を製作、備蓄訴え」

東日本大震災での被災地支援をきっかけに、災害時に薬局や病院が利用する「災害対応緊急薬袋」の製作を進めている。停電で現場のプリンターが使えない事態を想定し、細かな処方を手書きしやすい体裁にする。(略)宮城県薬剤師会の広重憲生専務理事は「とても使いやすい薬袋だった。地震発生後すぐに届けてもらい、ありがたかった」と振り返る。

ボランティアレポート

高知県薬剤師会 石崎様レポート『東日本大震災 薬剤師会ボランティア活動報告 in 宮城県石巻エリア』

仮設診療所で使われている薬袋や内袋は、各医療チーム等が持ち寄ったものが各種混在して使われていたが、その中にどこで作られたものか「災害対応緊急薬袋」というものがあった。
処方内容を服用時点、服用個数ごとに記入できるもので、意図としてはしっかり書いておけば次回以降のdo処方にそのまま役立てるつくりとなっている。実際には繰り返し使用はあまりされていなかったが、うまく使えば役にたつ様式であり、改良を加えて一定量を作製し、県薬単位で備蓄してもいいのではないかと思った。
東日本大震災 薬剤師会ボランティア活動報告 in 宮城県石巻エリア (2)(ワードファイル)

八代市郡薬剤師会 古賀様のレポート「九州山口薬剤師ボランティア活動報告」

「九州山口薬剤師ボランティア活動報告」よりスクリーンショット
「九州山口薬剤師ボランティア活動報告」よりスクリーンショット
これが、災害対応緊急薬袋です。
この中に必要な薬剤をすべて詰めて患者さんへ渡してました。
薬情はありません。
患者さんのことを思うと、これだけじゃうまく服用することもできないように思えましたが、そんなことは言ってられません。
裏には外用を書く所もあります。
九州山口薬剤師ボランティア活動報告〈南三陸ベイサイドアリーナ内〉(PDFファイル)

長崎県薬剤師会 西脇様のレポート「東日本大震災における薬剤師ボランティア活動報告」

日本薬剤師会 中川様のレポート「東日本大震災ボランティア報告」

厚生労働省

厚労省研究班報告書『薬剤師のための災害対策マニュアル』

『薬剤師のための災害対策マニュアル』
『薬剤師のための災害対策マニュアル』

平成23年度厚生労働科学研究「薬局及び薬剤師に関する災害対策マニュアルの策定に関する研究」の報告書『薬剤師のための災害対策マニュアル』において、「災害時携行用薬剤関連資材リスト」で備蓄品として紹介されました。

このマニュアルは薬事日報社から書籍化されて、販売されています。

ニュースレター・会報

社団法人日本薬剤師会 薬学生NEWS(No.4 2011年6月30日発行)

社団法人日本薬剤師会 薬学生NEWS(No.4 2011年6月30日発行)よりスクリーンショット
社団法人日本薬剤師会 薬学生NEWS(No.4 2011年6月30日発行)よりスクリーンショット
緊急の様式として作成され、被災地域の一部で使用されていた「災害対応緊急薬袋」
社団法人日本薬剤師会 薬学生NEWS(No.4 2011年6月30日発行)(PDFファイル)

ニュースサイト・ブログ

新潟日報社 netpark ::: 災害緊急薬袋を製作、備蓄訴え

薬袋は通常、薬剤名や用法が空欄の状態で出荷され、調剤薬局がプリンターを使って患者ごとに印刷する。震災では多くの薬局が津波で薬袋を紛失したり、停電で印刷できなくなったりした。薬剤師は一般用の封筒や紙袋をかき集め、処方を手書きしたという。
新潟日報社 netpark ::: 災害緊急薬袋を製作、備蓄訴え

47NEWS

医療印刷事業を手掛ける吉田印刷所(五泉市)が東日本大震災での被災地支援をきっかけに、災害時に薬局や病院が利用する「災害対応緊急薬袋」の製作を進めている。停電で現場のプリンターが使えない事態を想定し、細かな処方を手書きしやすい体裁にする。
災害緊急薬袋を製作、備蓄訴え  - 新潟のニュース - 都道府県別 - 47NEWS(よんななニュース)

減災.net ブログ

薬袋は通常、薬剤名や用法が空欄のものが出荷され、調剤薬局でプリンターを使って患者ごとに印刷する。東日本大震災のときには、多くの薬局で薬袋が印刷できない状態になり、このとき薬剤師は一般用の封筒や紙袋をかき集め、処方を手書きしたのだそうです。

普段気づかない分野で、備蓄の取り組みが広がっていることを知るのは、心強いことですね。
【報道】医療印刷事業の吉田印刷所、災害緊急薬袋の備蓄へ | 減災.net ブログ

Yahoo!ブログ(個人:teresa様)

被災地の診療所では、こんな薬袋が使われていました。

薬剤師の誰もが、この薬袋にに感動していました。

でも、誰もが初めて見る薬袋です。

誰が作ったのか誰もが知らず、調べても判りませんでした。
災害用緊急薬袋 - いかがお過ごしでしょうか? - Yahoo!ブログ

ブログ(個人:薬剤師 笠原様)

避難所の医務室への往復の道は、このような景色でしたが
避難所で調剤を手伝っていて、感動したものがありました。
それが、この災害時用薬袋です

興味のない方々には、何の変哲もないものです。
が、災害時にお薬手帳や薬歴の代わりをもしてくれる薬袋です。

いつ、どんな薬をどれだけのんだか?分かる仕組みです。
そして、その後も引き続き、同じ薬袋を使って、
同じ薬を何度も間違えずに処方&調剤を受けられます。

いったい、誰の考案なんでしょう?
表裏で、外用にも使えます。感動しました。

能登震災の時には、この袋は見かけなかったです。
巡回診療の複数の医師から同じ内容の薬を重ねて何度も処方を受ける方がいました。
こんな災難はもう起きないで欲しいですが、この薬袋は被災地で見た「薬剤師の知恵の結集」でした。
災害時薬袋|糖尿病は飽食時代の栄養失調。糖尿病は栄養をとれば健康に戻る
この混乱の中で、お薬手帳機能を持つ薬袋の登場は画期的で
薬剤師の声として
「最初は、使いにくい見慣れない薬袋が送られてきたと思ったけど、使ってみると便利で
ようやく厚生労働省も本腰になってくれたのかと思った!
次々にこの薬袋へのオーダーが被災地現場の薬剤師から上がってたよ!」と聞きました。

震災支援に参加された多くの薬剤師さんが、地元の県薬HPに活動報告をあげています。
四国の薬剤師会では災害用に薬袋の備蓄をしようという動きが出てきたようです。
災害対応緊急薬袋その後|糖尿病は飽食時代の栄養失調。糖尿病は栄養をとれば健康に戻る

サイズ・価格・納期について

価格・納期はご注文方法により異なります。

  • サイズ:B5(182×257mm)
  • 入数:1箱 2,000枚 ※箱単位での販売のみ
  • 価格(オンラインストア・FAX):1箱11,968円(税込・送料込) ※沖縄県・離島は別途追加料金
  • 価格(Amazon):1箱15,620 円(税込・送料別)
  • 納期(オンラインストア・FAX):3~10営業日後の発送
  • 納期(Amazon):3営業日以内の発送
  • 納品形態:以下のとおり

災害用備蓄薬袋が入っている箱の側面に薬袋そのものを貼っています。

内容物が一目で分かるようになっているので、備蓄倉庫や避難所での仕分け・分配がスムーズです。

災害用緊急薬袋の荷姿
災害用緊急薬袋の荷姿

発送までの流れ

発送までの流れをご紹介します。

①必要事項を記入 ②注文情報を送信 ③当社より注文完了のご連絡 ④発送のご案内 ⑤商品発送

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B5 182×257mm 2,000枚 ログインして注文 注文書をダウンロード Amazonで注文

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