“再入稿” の意味・解説

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再入稿
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表記・読み

  • 再入稿…さいにゅうこう

基本的な意味

再入稿とは、一度入稿した原稿やデータに不備や変更などの何かしらの理由で、再度原稿やデータを次の工程の担当者に送り直すことを指します。

具体例

ケース1:データサイズの不備

A4チラシのデータを作成し、紙の端まで写真が入っている仕上がりなのに、仕上がりサイズ(ちょうどA4サイズ)のPDF形式で入稿してしまい、裁ち落としが認識されず、データを再度作りなおして再入稿することになった。

ケース2:内容の不備

毎年あるイベントのチラシを昨年のデータを流用して今年の分を作成した。月日は直したが、年を直し忘れたまま入稿してしまい、年を直して再入稿することになった。

なぜ再入稿が発生するのか?

再入稿が発生すると次工程の作業が止まってしまいます。なぜ再入稿が発生してしまうのかをカテゴリーで分けて紹介します。

①データ不備による再入稿

印刷会社やデザイン会社のデータ・原稿チェックで問題が発見されたり、仕様と異なっていたことで、再送付が必要になるケースです。

よくある例として以下のものが挙げられます。

  • 塗り足し不足
  • フォントがアウトライン化されていない
  • 画像の解像度不足
  • カラーが適切ではない(CMYKカラーではない・モノクロではないなど)
  • リンク画像の添付し忘れ
  • 適切な設定で保存していないファイルになっている(PDF・Wordなど)
  • ページ数が仕様と合っていない
  • 指定した文字数より多い文字原稿になっている

②クライアント起因の再入稿

クライアントが原因で、クライアント側が修正を依頼するケースです。

  • 誤字や脱字が発見した(発見された)
  • 画像を差し替えたい
  • 価格や日付などの内容の変更をしたい
  • デザインの微調整
  • 今回使用するデータではなく、以前のデータを送付していた

③印刷会社からの指示による再入稿

印刷会社からの指示による再入稿は、次工程に進めるための何かしらのトラブルにより印刷会社側がクライアントに依頼するケースです。

既に挙げた「データ不備による再入稿」によるものが多いですが、以下のような例も挙げられます。

  • クライアントからの納期や加工の変更依頼に伴うデータ変更
    • 例:綴じ方法の変更(中綴じ→無線綴じ)によって、見開き部分の画像位置の調整が必要になった
    • 例:印刷方式の変更により、総インキ量を下げる調整が必要になった
       
  • 送付されたデータが破損している

再入稿する際に確認しておきたいポイント

原稿やデータを再入稿する際には、以下のポイントに注意する必要があります。後工程と合意なく再入稿をするとトラブルの原因になる場合があります。

  • データ全体を再度送付する必要があるのか、一部だけを送付すればよいのかを確認する
    • →データの作り方やワークフローによりますが、前回のデータチェックを全部0ベースでやり直すのかどうかで、後工程の進行や納期が変わります
       
  • 最新のデータがどれなのかをファイル名や指示コメントなどで明確にする
    • →データの取り違えによる印刷トラブル(事故)を防ぎます
       
  • どこが変更されているのかを明確にする
    • →再入稿したデータが意図した変更がされているかを後工程でチェックするために必要です
       
  • コストや納期の影響を確認する
    • →再入稿のタイミングによっては、刷版の再出力や印刷のやり直しなどにより、追加のコスト(費用)や納期の延長といった大きな影響が出る場合があります
    • →契約条件などにより、再入稿の回数超過や校了後の再入稿は追加のコスト(費用)が掛かる場合があります

再入稿を防ぐためのチェックリスト

再入稿をしないように以下の3点をまずは注意してみましょう。

①セルフチェックリストの活用

入稿先の印刷会社が提示している注意事項(チェックリスト)でデータの不備がないか確認する。

入稿先の印刷会社でプリフライトプロファイルを配付している場合、入稿前にそのプリフライトプロファイルプリフライトチェックを行う。

②最終確認の徹底

特に誤ると致命的な情報のチェックを徹底します。

  • 日付
  • 電話番号
  • 金額
  • QRコード
  • URL
  • 人物名・企業名

③ファイルの管理

古いデータを送付しないように、どれが最新データなのかをわかるファイル名やフォルダー管理をする。

補足:似た言葉について

「差し替え」「データ差し替え」が、再入稿と同じ意味もしくは似たような意味で使用される場合があります。

「差し替え」は、一部のページのみ、一部の画像のみ新しいデータに変更するといったニュアンスで使用される場合があります。文脈や組織などによっては、データ全体を変更して再度送付することを指す場合もあります。