“グラファン” の意味・解説

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表記・読み

解説

グラファンとは、王子エフテックス株式会社(旧王子特殊紙株式会社)が抄造する用紙のことです。

グラシン紙の製造方法を改良し、透明度を高めたもので、一般的なグラシン紙と比べて、超高透明度(透明度が高い)の用紙です。超高透明度グラシン紙とも言われます。


窓付き封筒の宛名の窓部分で使用されたり、薬包用・各種包装紙としても使用されたりしています。

※同様の用紙としてリンテック株式会社の「クリスタルウィンドウ」があります。


用紙の透明度について

株式会社ヤスヰ・新生紙パルプ商事株式会社のウェブページによれば、窓付き封筒の窓の部分で使用されるPP(ポリプロピレン)などのフィルムなどとグラシン紙グラファン紙の透明度の違いは以下のとおりです。(透明度が高いほど光をよく通す・向こう側が見える)  

タイプ透明度
セロハン(フィルム)99%
グラファン88%
グラシン紙78%

※株式会社ヤスヰのウェブページ「封筒加工のあれこれ」・新生紙パルプ商事株式会社のPDF品名/グラファン」を参考に作成しました。


窓付き封筒の素材について

窓付き封筒では、窓の部分をPPフィルムを使用しているものも多いですが、リサイクルのために封筒本体部分と窓の部分を分離してリサイクルに出さなくてはならず、消費者に手間が発生していました。

しかし、グラファンでは紙の透明度が高く、また紙パルプが原料であるため、封筒と窓の部分をリサイクルで分離せず、そのままリサイクルに出せるところがメリットになります。

このため、環境配慮型封筒として利用されています。


JIS規格(日本産業規格/旧日本工業規格)の「JIS S 5502:2010」では、窓付き封筒の窓部分の素材として不透明度が20%以下になるように規定しています。つまり、透明度が80%以上の用紙を要求していることになります。

7.3  窓用材料

あて名を透視する目的の窓及び差出人を透視する目的の窓は,JIS P 8149によって試験したとき,不透明度が20%以下となるような材料を用いなければならない。

JIS S 5502:2010 日本産業規格 封筒


郵便局の窓付き封筒のガイドラインでも窓の部分の素材について、JIS同様に不透明度が20%以下のものを使用するよう規定されています。

  • 封筒の窓は、薄い透明物又はこれに類するもので容易にはがれないように密着させたものに限り使用できます。
  • あて名及び差出人を透視する窓は、受取人又は差出人の氏名、住所、居所などが明瞭に透視できるようにしてください。
  • あて名を透視する窓の材料は、不透明度が20%以下のものを使用してください。

(中略)

※不透明度は100%で完全不透明となります。曇り窓を使用する場合、機械による区分に支障をきたす可能性がありますので、封筒メーカー等にご確認いただき、不透明度20%以下のものを使用してください。

定形郵便物・はがき作成のガイドライン - 窓付封筒(郵便局)

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