![](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/assets_c/2010/07/icon-ps-cs5-thumb-128x128-1413.png)
印刷データ作成ガイド
Photoshopでの画像ファイル保存について
このページでは画像の保存について説明しています。
画像の保存形式によって設定が異なるので、注意が必要です。
目次
※以下の説明、ダイアログ等はMacOSX(10.4.11)・Photoshop CS3で作成されています。
環境設定
まずは環境設定を行いましょう。
拡張子を必ず付くように保存を行うと、MacとWindowsの異なるOS間のファイルの受け渡しの際や、場合によってはMac同士でのファイルの受け渡しの際に、開けないなどの問題の発生が少なくなります。(どんな種類のファイルかわかりやすくなるので作業効率も向上します)
Macの場合
メニューから「Photoshop」→「環境設定」→「ファイル管理」を選択します。
![Macのの環境設定の場所](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-01.png)
Windowsの場合
メニューから「編集」→「環境設定」→「ファイル管理」を選択します。
環境設定の画面が開いたら「ファイルの保存オプション」の「ファイル拡張子」を「必ず追加」にして「OK」をクリックします。
Photoshop形式で保存する場合
Photoshop形式はいわゆるPhotoshopネイティブの形式で、拡張子は「.psd」が一般的に使用されます。
Photoshop形式はレイヤーや透明などの情報をそのまま保存できるので、以前から編集作業の途中の保存形式として使用されてきました。最近ではInDesignやIllustratorなどでPhotoshop形式のまま貼り込む方が作業の効率がよい場合も多いので、Photoshop形式のままにするパターンも多くなってきました。
Photoshop形式で保存する場合は、特にオプションなどの設定は必要ありません。
Photoshop EPS形式で保存する場合
Photoshop EPS形式は非常に多くの出力実績があり、「トクプレ.」で推奨するPhotoshop保存形式のうちのひとつです。拡張子は「.eps」が一般的に使用されます。
Photoshopだけで作成されたデータはPhotoshop EPS形式にて保存をお薦めします。
Photoshop EPS形式で保存する場合は、まずレイヤーを統合してください。
メニューから「レイヤー」→「画像を統合」を選択してください。
![画像を統合](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-08.png)
EPSオプションの設定
Photoshop EPSで保存する時に表示されるEPSオプションの設定は以下の様に設定してください。
下の方にある「ハーフトーンスクリーンを含める」「トランスファ関数を含める」「ポストスクリプトカラーマネジメント」「画像補完方式」のチェックは外してください。
![EPS:チェック](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-06.png)
プレビューの設定
プレビューの設定の項目は使用しているOSにより表示が異なりますが、Photoshop EPSをWindowsで使用する場合は「TIFF(8bit/pixel)」を設定してください。
Photoshop EPSをMacで使用する場合は「Macintosh(8bit/pixel)」を設定してください。
MacのOSのバージョンによってはプレビューの設定を「Macintosh(8bit/pixel)」にすると、他のソフトウェアにファイルを貼り込んだ場合にプレビューが表示されない場合があります。その際は「TIFF(8bit/pixel)」を選択してください。
エンコーディングの設定
エンコーディングの設定は、一般的には「バイナリ」を選択しておけば良いでしょう。(ただし、Illustrator CSにPhotoshop EPSを貼り込む場合は「ASCII85」を使用してください)
画像のファイルサイズが大きくて気になる場合は「JPEG - 最高画質(低圧縮率)」もお薦めです。JPEG圧縮で画像を圧縮するので、ほとんど分からない程度ですが多少画質は低下します。
TIFF形式で保存する場合
TIFF形式で保存する場合、拡張子は「.tif」が一般的に使用されます。
TIFF形式で保存する場合は、まずレイヤーを統合してください。
メニューから「レイヤー」→「画像を統合」を選択してください。
![画像を統合](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-08.png)
TIFFオプションの設定
TIFFオプションは以下の様に設定してください。
画像圧縮の項目は「なし」または「LZW」を選択します。「LZW」を選択した場合は画像が圧縮されます。(画質は劣化しません)
「画像ピラミッドを保存」はチェックを外してください。
![TIFFオプション](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-07.png)
JPEG形式で保存する場合
JPEG形式で保存する場合、拡張子は「.jpg」が一般的に使用されます。
JPEG形式で保存する場合は、まずレイヤーを統合してください。
メニューから「レイヤー」→「画像を統合」を選択してください。
![画像を統合](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-08.png)
JPEGオプションの設定
JPEG形式で保存する場合のJPEGオプションは以下の様に設定してください。
画像オプションの項目は画質を10~12「最高(低圧縮率)」に設定してください。
JPEG形式はファイルそのものはファイルサイズは小さくなり扱いに便利なのですが、Illustratorへリンクで貼り込みをしている場合に Illustratorのファイルを開くための時間が掛かることがあるので、JPEG形式はあまりお薦めはできません。
![JPEGオプション](https://res.cloudinary.com/yoshida-print/image/fetch/f_auto,q_auto/https://www.ddc.co.jp/tokupre/images/photoshop-file-save-09.png)