リッチブラックとは? リッチブラック使用時の印刷のトラブルについて

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今回はIllustratorInDesignなどのデザイン専用アプリを使う際のカラー設定の注意点についてご説明いたします。


リッチブラックとは?

リッチブラックとは、ブラック(K)1色で表現した黒ではなく、他のカラー(CMY)を混ぜて、より深みのある濃い黒にすることです。

このリッチブラックCMYKのカラーが入っていれば、リッチブラックと言えますが、CMYKのインキ総量値(=CMYKの%を全て足した値)が多いと印刷のトラブルが発生する場合があります。

例えば…

  ・インキの乾きに時間が掛かり、納品日に影響を及ぼす

  ・印刷中にインキがはがれて、適切なカラーで仕上がらない

  ・印刷物を重ねたときにインキがはがれて、印刷物が汚れる

といった問題が発生することがあります。


このためCMYKのインキの総量値は300%以下にすることをお勧めしています。

また、総量値が300%以下であっても、細い文字にリッチブラックを使用したり、白抜き文字の周辺にリッチブラックを使用したりすると、文字の周辺に黒以外のカラーが表現されて文字が読みづらくなることがありますので、ご注意ください。

分かりやすい図を以下のページに掲載していますので、ご覧いただければ理解が進むのではないでしょうか。

↓↓↓ こちら ↓↓↓

https://www.ddc.co.jp/tokupre/data-guide/illustrator-richblack.html


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この他、より良い印刷データの作り方についてのページを用意しています。

ぜひご覧ください。

↓↓↓ こちら ↓↓↓

https://www.ddc.co.jp/tokupre/data-guide/