『チャンスは厄介の中に潜在する』(5)厄介な所にしかチャンスはない

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複数回に分けて弊社が発行している書籍『チャンスは厄介の中に潜在する 私たちは価値の実をお客様と共に収穫する会社です。』の内容をメールマガジンでお届けしております。

経営者・営業担当向けの内容になっております。

この書籍は一般非売品です。


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本書は、五泉信用組合若手経営者の会主催により2012年2月8日に開催された、株式会社吉田印刷所社長吉田和久の講演「非常識な経営理念」を書籍化したものです。

当日は若手を中心とした次世代を担う経営者が多く来場し、講演に熱心に聴き入る姿が見られました。

尚、書籍化にあたり、発言の流れや言葉の入れ替えなどの修正を行っておりますので、予めご了承ください。

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《前回: https://www.ddc.co.jp/mail/archives/20121004/110300.html


●厄介な所にしかチャンスはない


環境と経済、エコロジーとエコノミーは誰が考えても両立させねばならない問題です。

皆さんが良くご存知の印刷物に、県や市町村の広報誌があります。この広報誌をお読みになっている方は手を上げてみてください。

はい、ありがとうございました。

3から4割程の方が読まれていないようです。

これから益々若い方には読まれなくなるような気がします。

当社にも毎年広報誌の見積り依頼が参りますが、年を追う毎に受注金額が下がっていく異常な状況が生まれています。

これが本来、市民の求める物品調達になっているのでしょうか。

確かに市民の皆さんの税金で作られている訳ですから、無駄なお金を使ってはなりません。

ならば、この読まれない無駄はどのように考えれば良いのでしょうか。

読まない家庭に無理やり配布する必要があるのでしょうか。


現在、広報誌はインターネットで閲覧できるようになっています。

紙面に掲載された情報だけでなく、更にその奥にある情報にアクセスできる案内機能を有した広報誌であったら、その利便性はこれまでとは比較にならない程高まり、利用者も増えると思うのですが如何でしょうか。


例えば、広報誌に掲載されている写真にQRコードを付けて読み取ると、静止画から動画に切り替わり、更に詳しい情報が音声入りで見られ、これまでの印刷紙面では得られない新しい価値を持った広報誌が生まれます。

ここにはこれまでとは違う新たな可能性を秘めた世界が存在しています。

市民の皆さんは更に安い広報誌を作ってくれと望んでいるのでしょうか。

そうではなくて、もっと価値のある情報を提供して欲しい、そう思っているのではないでしょうか。


このように印刷物が様々なメディアとリンクすることでメディアアクセスの入口として活用される。

そんな時代が来ています。

当社でもこれまで印刷業界の弱点だった動画に対応する力を早急に付けなければならないと考えています。

これにより今あるチラシパンフレットカタログ等もこれまでと違う新しい活用法が考えられます。

様々な印刷物にこの技術や手法を応用出来たら、より新鮮で密度の濃い情報が手軽に入手できる媒体として、印刷そのものが生まれ変わると思っています。


これまで出来なかったからこれからも出来ないではなく、これからどうすれば出来るのかを必死に考えた先に、きっとチャンスが生まれます。

決して簡単なことではなく、とても厄介なことです。

しかし、リスクを含んだ厄介な所にしかチャンスはないのです。

ちょっと手を伸ばせば簡単に届く所には、仕事はあってもチャンスはありません。

ビジネスを行う誰もがチャンスを掴みたいと願っています。

本当にチャンスを掴みたいと願うなら、これまでの常識とは決別し、リスクに立ち向かわなければなりません。


(次回に続く)

※メールマガジンでの紹介にあたり、漢数字をアラビア数字に部分的に変更しています。

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