【Q&A】PDF作成はAcrobat Distillerでの変換がおすすめ

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 お客様から「Illustratorから直接書き出した方がよいのか、それともAcrobat Distillerを使用した方がよいのか」というご質問がありました。
 
 当社ではAcrobat Distillerでの変換をおすすめしております。
 
 これはAcrobat DistillerPDFへ変換したものは各アプリケーションから直接書き出した場合よりも、作成エラーや出力エラーが少ないことが経験的にわかっているからです。
 
 「PDFの作成方法について(概要)」のページでも書いてありますが、Acrobat Distillerで変換する場合は、ファイルを一度PostScriptEPSファイルにして、そのPostScriptEPSファイルを変換します。
 
 Distillerは「蒸留する」(Distill)+「er」で蒸留器という意味です。蒸留器(Distiller)によってPostScriptEPSファイルの不純なものが取り除かれてPDFが作成されるというところでしょうか。
 不純なものが取り除かれ、また、ひとつのDistillerのエンジンで統一した変換が行われるので、安定したPDFが作成されると考えております。
 
 Acrobat Distillerをお持ちでPDFを作成する際には、各アプリケーションから直接PDFを作成する方法だけでなく、Acrobat Distillerをご利用になって作成することも考慮に入れていただきたく思います。
 
 
PDFの作成方法について(概要)
 http://www.ddc.co.jp/yoshida/PDF/html/1063.html
 
Acrobat DistillerPostScriptEPSファイルからPDFを作成するための設定
 http://www.ddc.co.jp/yoshida/PDF/distiller/index.html
 
 
※蒸留とは「液体を熱して気化させ、その気体を冷却して、再び液体とすること。不純物が除かれ、純粋な液体が得られる。」(『大辞林』(第二版)三省堂)