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表記・読み
- 置き版…おきはん
- 置版…おきはん
解説
※ここでは印刷の刷版に関する「置き版」について解説します。製版フィルム・抜き加工の置き版については解説しません。
置き版とは、一度印刷で使用した刷版を洗浄し、ガム引きなどの保護処理をして、リピート注文(再版)に備えて一定期間保管することを指します。また、その保管されている刷版を指します。
置き版の目的
メリット
置き版をしておくことで、同じ内容の印刷を行う際に、前回と同じ版を使用することで刷版を再出力しなくて済みます。
刷版を再出力しないことで以下のメリットがあります。
- 刷版代のコストダウンや作業時間短縮になる
- 前回の印刷から不用意に刷版が変更されるおそれがない(データ取り違え・データ出力トラブルの防止)
- 前回と同じ版を使用することで、色再現・網点再現が安定する
- 訂正増刷などでスミ文字(黒文字)の変更などのときは、版を1枚変えるだけで済む場合がある
デメリット
置き版を運用するデメリットは以下のとおりです。
- 印刷後の刷版を置き版にするための処理時間とコスト
- 置き版した版の品質管理の煩雑さ
- 置き版の置き場所の確保
- 置き版を廃棄するタイミングの管理
- 置き版の取り違えによる印刷ミス
- 汚れ・キズ・腐食などによる印刷不良
- 長期保管で刷版の酸化汚れが発生するおそれ(長期保管のリスク)
- 印刷条件が変更されると基本的には使用不可になる(用紙変更・インキ変更・印刷機変更)
自動置き版処理機について
吉田印刷所では自動置き版処理機を用いて、印刷後の刷版の置き版処理を行っています。

以下は自動置き版処理機の動作のイメージです。
