DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率の調査結果を公開(2013年6月調査)

  • 公開:2013-07-09 11:20
  • 更新:

関係者各位

2013年7月9日

株式会社 吉田印刷所

DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率の調査結果を公開
(2013年6月調査)

DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率は60%を超える

タブレットの種類はiPad・iPad miniが約70%と圧倒的な保有率


株式会社吉田印刷所(新潟県五泉市)は、「DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率」のアンケート結果を公開した。


DTP・印刷・デザインに関わる人でタブレットを保有する率が60%を超えており、そのユーザーの多くはiPad・iPad miniのユーザーである。これはMac環境が多いDTP作業現場との相性や電子書籍の業務も大きく影響していると考えられるが、タブレットの使用状況を見ると、普段からよく使うユーザーも多く、iPadが情報端末として完成度が高いことも伺える結果となった。



アンケート概要

株式会社吉田印刷所では自社サイトにて「DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率」アンケートを2013年6月に行った。


アンケート期間 2013年6月5日~2013年6月30日
アンケート対象 DTP・印刷・デザイン関係者
アンケート方法 以下のページに設置したアンケートによる回答(無記名回答)
https://www.ddc.co.jp/dtp/archives/20130605/124244.html
アンケート内容 タブレットを持っているか/タブレットのOSは何か/タブレットの画面サイズは何か/タブレットをよく使っているか
アンケート回答者数 133名

アンケート結果

アンケートの結果は以下の通りとなった。

タブレットを持っていますか?

  • 持っています:65.4%
  • 持っていません:34.6%

タブレットのOSは何ですか?(複数回答あり)

  • iOS:69名
  • Android:26名
  • Windows 8:2名


タブレットのディスプレイサイズは何ですか?(複数回答あり)

  • 6インチ台:2名
  • 7インチ台:32名
  • 8インチ台:0名
  • 9インチ台:57名
  • 10インチ台:9名
  • 11~19インチ:2名
  • 20インチ以上:0名

普段からタブレットを使用していますか?

  • よく使っています:75.9%
  • たまに使っています:19.5%
  • ほとんど使いません:4.6%


また、OSが複数回答なので単純な推測値になるが、iOS・Androidのディスプレイサイズの割合は以下の通り。

iOSのディスプレイサイズ

  • 7インチ台:26.0%
  • 9インチ台:74.0%

Androidのディスプレイサイズ

  • 6インチ台:5.7%
  • 7インチ台:48.6%
  • 8インチ台:0.0%
  • 9インチ台:20.0%
  • 10インチ台:22.9%
  • 11~19インチ:2.9%

総評

DTP・印刷・デザイン関係者のタブレット保有率が65.4%と非常に高いという調査結果となった。

総務省の「平成24年通信利用動向調査の結果」(※1)の「主な情報通信機器の世帯保有状況」のタブレット保有率15.3%と比べても4倍以上と非常に高い値となった。


これは、まず業務として、電子書籍の制作があるので、こうした業務に携わる場合にタブレットは必須の端末であるため、少なからず一般の方々より保有率が高くなる傾向にある。

また、DTP関係者はIT機器を使用して制作するため、IT端末への適応力が高いことが想像され、こうした点からタブレット保有に対する抵抗感がなく、保有率が高くなる傾向にあるのだろう。


また、「普段からよくタブレットを使用している」と回答するユーザーが非常に多く、業務で仕方なく使っているというわけではなく、日常的なシーンでの利用も多いことが伺える。


タブレットのOSを見てみると、圧倒的にiOS、つまりiPad・iPad miniを使用しているユーザーが多い。

これはiOSがDTPでよく利用されるMac OS Xとの相性が大変良いところから、iOSを利用するユーザーが多いのだと考えられる。

「普段からよくタブレットを使用している」というユーザーの声と合わせてみると、iOSの端末(iPad)そのものが情報端末として普段からの使用に耐えうる優れた端末と判断できそうだ。


Androidは一般ユーザーの中では低価格と豊富なバリエーションで今後もユーザー数は増加する(※2)。市場のシェア増加と合わせて、DTP・印刷・デザイン関係者のユーザー数も一般用途としてだけでなく、業務検証用としてAndroidを使用することが増加し、現在の25%の保有率から増加していくことが今後考えられるだろう。


タブレットのディスプレイサイズに関しては、現在の主流が7インチと9・10インチとなっていることが伺え、OSメーカーが直販するタブレットも7インチ・9・10インチであるので、この傾向はしばらく続くことが予想される。


※1: http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000058.html

※2:アメリカの調査会社IDCが発表した2013年1~3月期のタブレットの市場シェアはAndroidが56.5%、iOSが39.6%となっており( http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS24093213 )、また、MM総研の調査では2012年の国内の市場シェアでもAndroidは42.4%、iOSが52.5%と( http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130523500 )、シェアはAppleに偏っていない様子が伺える。このため、Android端末を手にするユーザーは増加すると予想される。

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