吉田印刷所ニュースレター「YOSHIDA TELLING」2013年3月号《DTPの現場》

  • 公開:2013-03-04 23:50
  • 更新:
吉田印刷所ニュースレター「YOSHIDA TELLING」2013年3月号《DTPの現場》

DTP制作の工程

STEP1 依頼内容の確認

営業スタッフよりお客様のご要望や制作内容について説明を受け、制作スタッフはお客様より提供されたレイアウト指示やテキスト、画像等の原稿内容を確認・把握を行い、どんな内容か、どのような制作手順で作業すれば効率的かを検討し、紙面の完成までの制作スケジュールを決定します。

STEP2 制作の開始

原稿をもとに制作スタッフは制作作業を開始します。印刷業界において標準的に使用されるDTPソフトIllustrator・Photoshop・InDesign(下記参照)等を駆使し、作業は進行します。

STEP3 丁寧な下準備から

お客様より提供されたテキスト・画像等の原稿はまずひとつひとつ整理されます。

例えば、提供されたテキストが手書きのものであれば文字入力作業を行い、テキストデータに変換します。また、図面やイラストの部品が必要な場合は作成を行います。商品やイメージ画像に対しては、印刷物に美しく印刷されるように補正・修整を施したりと本作業に入る前には部品作りの下準備が行われます。


ポイント! 当社の徹底した進行管理

当社の案件には必ず作業伝票が発行され、作業工程の管理は当社独自のシステムで行われています。スタッフは常にPCより進行の確認を行うことができ、制作から印刷、納品までの工程をスムーズに進行させています。また、お客様よりお預かりした原稿・CDなどの媒体にも管理タグをつけ、原稿管理しています。

STEP4 レイアウト作業の開始

下準備の後は実作業の段階に入ります。お客様の要望や指示に沿って写真や文字をレイアウトしていきます。文字の大きさ・種類は適切か、デザインは美しく、見やすいか、使用する色は適切か、写真にゴミやキズは無く、美しい色合いかなど、全体のバランスも考慮してレイアウトします。

STEP5 チェックも入念に

一通りの作業が完了した後、完成したものに対し、第三者によるチェックが行われます。原稿内容と相違がないかチェックを行なうことはもちろんですが、写真の粗さや色味は大丈夫か、折り加工がある物は折り寸法通りに作成されているかなど、印刷内容以外にも仕上り体裁も考慮しながら入念にチェックを行います。

STEP6 お客様へ提出

完成したレイアウトはカラーコピーやPDFにてお客様に渡されます。出来上がったものに対するご検討・ご確認をしていただき、そこに修正・変更の指示を出していただきます。

制作スタッフはその指示を元に修正作業を行います。お客様が納得のいく仕上りを目指し、校正出しを繰り返し行い、完成を目指します。

STEP7 完成・印刷へ

お客様より校了のご連絡をいただいた後は、印刷と製本工程を経て、お客様の元へ印刷物が納品されます。

※工程の内容は一例です。


これがなければ始まらない!DTPの必携ソフト
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制作サポートサービス

お客様の負担を減らすサービス

ひとつのカタログ内に複数の外部企業商品が掲載されるなど、自社以外の企業を含む多くの関係者が関わるカタログ・ガイドブックを制作するプロジェクトにおいて、その編集・制作進行を任された担当者は、出稿者への告知・原稿の依頼・集約・印刷会社への入稿・校正など、非常に多くの役割を担う必要があります。

その過程において、出稿者と連絡が取れない、原稿が届かないなど様々なトラブルや時間のロスも発生したことでしょう。また、多くの場合、このようなプロジェクトに対して専任の人員が配置されていることは極めて少なく(出版社は別)担当者は他にも業務を抱えながら、同時に専門外であるこのような職務を遂行していかなければなりません。

弊社が提供するこのサービスは、このような担当者様の負担を大きく軽減し、より精度の高い、つまりより価値の高い印刷物を制作するためのソリューションサービスです。

簡単で効率的です

プロジェクト専用のホームページを立ち上げ、出稿者はそのホームページにアクセスすることで、プロジェクトの概要から発行目的、原稿の書き方、原稿入力フォームなど、原稿を作成するために必要な様々な情報に24時間アクセスすることができます。そして、完成した原稿データや付随する画像データなどを、ホームページ上からアップロードいただくことで、入稿が完了となります。

最初から最後までをサポート

また、このサービスは印刷会社である弊社がオンラインサービスの提供および運用はもちろん、プロのスタッフが進行管理、原稿制作のサポート、デザイン、編集、印刷、納品までをワンストップで行います。弊社のスタッフが担当者様に代わって関係者様へ対応を取ることも可能ですので、担当者様にかかる負担はより軽減されます。担当者様は時間に余裕ができ、他のお仕事に取り組むことが可能となり、結果として人的コストが削減できるのです。

「吉田印刷所に頼んでよかった」と思っていただくために

カタログが販促活動において基本ツールのひとつであり、ユーザーが購入を検討する際に必要不可欠なツールであることは間違いありません。

弊社はこれまで培ってきた豊富なカタログ制作のノウハウを活かし、デザイン性に優れ、マーケティング的に機能するカタログづくりをサポート致します。お客様が求めるクオリティーの高い製品を、今までの既成概念にこだわらず斬新なアイデアで、豊富な知識と経験を併せ持った弊社スタッフがオリジナリティー溢れる紙面の制作にあたります。お客様の意図を正確に伝える印刷物を作り、「吉田印刷所に頼んでよかった」とお客様からご信頼をいただけるよう、日々努力しております。


吉田印刷所サービス紹介

分割更新型カタログ印刷FreshPrint

DTP用語集

解像度(かいぞうど)


解像度とは、画像における画素の密度を示す数値です。この数値が大きければ大きい程、美しい画像が再現されます。テレビやパソコンのモニターに必要とされる解像度は72dpiという数値が必要なのに対し、紙の印刷物は350dpiという高い解像度を必要とします。ホームページの画像をプリントしてみたら、ギザギザで汚かった。という時は画像の解像度が低いということになります。

編集後記

お客様から見て、制作の現場というのはなかなか見えない部分かと思われます。今回は制作スタッフがどのように制作作業を行っているのかを知っていただくために、印刷物の制作の工程を紹介させていただきました。制作はチームワークが重要です。それぞれの工程を各スタッフがしっかりと遂行し、印刷物は作られていきます。


「YOSHIDA TELLING」とは

吉田印刷所の印刷のことをはじめ、社会やお客様に対してどんな取り組みを行っているかをもっと知ってもらいたい、その想いから、吉田印刷所ニュースレター「YOSHIDA TELLING」を制作しています。

TELLINGは「伝える」という意味です。

本誌を読んで当社へのご興味を持って頂ければ嬉しいです。

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