印刷に関わる人は必ず読んでおきたい
「PDF&出力の手引き」最新版リリース
Adobe Creative Cloudの最新版がリリースされました。Photoshop 2025・Illustrator 2025・InDesign 2025では新しい機能がさまざま追加されています。
新しいバージョンを使うにあたって気になるのは、正しく印刷(出力)できるかどうかです。データが完成しても印刷できなければ意味がありません。
「PDF&出力の手引き」は、適切なデータの扱い方やアプリの使い方を解説している手引きです。印刷に関わる方は、ぜひ内容のチェックをおすすめします。
手引きには「Adobe Expressで作成のデータを入稿する場合」という項目もあります(2024年版にもあります)。長年IllustratorやInDesignを使用している方から見れば、Adobe ExpressはSNSの画像などを作るアプリでは?と驚かれるかもしれませんが、世の中の流れのひとつとしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
「PDF&出力の手引き」と同時に、Illustrator・Photoshop・InDesignの「互換性ガイドブック2025」もリリースされています。
互換性ガイドブックの今回の大きなトピックは、Illustrator 2025(Illustrator 29.x)からテキストエンジンの改善です。改善によって文字組版がさらに洗練された結果になります。このため、古いバージョンのIllustratorで作成したデータを不用意に編集すると、文字の位置がずれるなどの現象が発生し、印刷事故の原因にもなります。
どんな注意をすればよいのか、警告ダイアログの意味などもページを割いて解説されているので、Illustrator 2025を使う場合は必ず確認しておきましょう。