Type 1フォントが使えなくなりますが、ご存じでしたか?

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Type 1フォントが使えなくなりますが、ご存じでしたか?

以前からアナウンスされてきましたが、Adobe CCアプリでのType 1フォントのサポートがされなくなります。

具体的には、アプリ上にフォントが表示されません。

最近作成されたドキュメントでType 1フォントが利用されているものは少ないかと思いますが、逆に結構前に作成して、そのドキュメントを長年変更しているような場合にType 1フォントが使用されていることがあります。

Type 1フォントについてのAdobeの公式ページの情報を掲載しておきます。

デスクトップオペレーティングシステムに Type 1 フォントがインストールされている場合でも、Adobe アプリケーションは Type 1 フォントの存在を認識しません。

1. フォントメニューに Type 1 フォントは表示されません。

2. 以前にインストールした Type 1 フォントを使用することはできません。

3. ドキュメントで使用されている Type 1 フォントは、「環境にないフォント」と表示されます。

公式ページによれば、Type 1フォントを認識しなくなるアプリのバージョンは以下のバージョン以降です。

出典:PostScript Type 1 フォントのサポート終了

PhotoshopIllustratorは最新版では既にType 1フォントを認識しません。

またInDesignも公式ページの記述を見ると2月リリース予定だったようですが、近日リリースのInDesign 18.2からはType 1フォントを認識されなくなるようです。

自動アップデートの設定をされている方は要注意です。

既にType 1フォントが埋め込まれたPDFファイルの出力は影響がありません。

しかし、編集ファイルで元の通りに編集できないため、まだType 1フォントからOpenTypeフォントなどの別形式のフォントへの移行が終わっていない場合、フォントを置き換えることにより、組版やページ送りに影響が出ることが想定されます。

まだフォント移行の行動を起こしていない場合は、早めの移行への準備・行動をオススメします。

参考情報