R100マーク(古紙パルプ配合率100%)の認知度が意外と低い?

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 エコ印刷研究会というサイトの「環境マークの浸透度(Business Media 誠)」というページを読んでいたら意外な調査結果が掲載されていました。

 掲載されていた調査結果ですが、インターネット調査会社のマクロミルが1032名に行った実施した「2009年環境意識に関する調査」の調査結果によると、以下の様なまとめが掲載されていました。

 ・普段の生活の中で‘環境保護を意識している’人は、8割。

 ・環境配慮の企業活動の8割超が「イメージがよくなる・信頼感が高まる」

 ・環境キーワードの認知、「クール・ビズ」が75%で最多。

 ・消費者の気持ちは「環境保護よりも節約意識が強い(57%)」

          「環境に良い商品は節約に繋がるので選びたい(54%)」


 この調査結果の中で「環境系マークの認知」の調査がありました。調査方法は『環境系マークに対して、「内容までよく知っている」「確かに見たことはあるが内容は知らない」「何となく見たことがある程度」「見たことはない」の4段階で聴取し、「内容までよく知っている」のスコアで算出』という結果なのですが、この結果が意外でした。


 (1位~7位は省略)

 ・ 8位:エコマーク    … 40.5%

 ・ 9位:再生紙使用マーク … 32.5%

 ・10位:グリーンマーク  … 26.6%

 なんと、印刷業界では当たり前と思っていた「R100」などの再生紙使用マークが調査対象の2/3の方がよく知らないという結果になってしまいました。

 R100のマークはかなり一般的にも認知されているマークだと思っていただけに、これはちょっとショックですね。環境関連のマークは様々なものがありますが、印刷業界としても再生紙利用のマークはもっと一般の方々へアピールしていく必要があるのかもしれませんね。



【関連ページ】___________________

▼ 環境マークの浸透度(Business Media 誠) - エコ印刷研究会

http://eco-ken.com/eco/news/business-media.html

▼ 2009 年環境意識に関する調査(株式会社マクロミル)

http://www.macromill.com/r_data/20090702eco/macromill.pdf

▼ [9047][用語]【Rマーク】【R100】(再生紙使用マーク)

https://www.ddc.co.jp/words/archives/20050810165535.html