“印行” の意味・解説

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印行
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表記・読み

  • 印行…いんこう

解説

印行とは、印刷物の目立たないところに小さく記載する印刷に関する管理情報のことです。

印行を記載することで、印刷物がいつ印刷されたものなのか・何部印刷されたものなのか・版(バージョン)は何か・どこの印刷会社で印刷したものかなどを管理できます。

この印行を見ることで、次回の印刷の際、どう発注するのか、いつ発注すれば良いのかといったことを決定する参考になります。

なお、印行と奥付は異なります。

印行をデザインする(印刷する)場所

印行をデザインする(印刷する)場所は、印刷物により異なりますが、ポスターやチラシなどでは右下などに、カタログや冊子では表4の右下や奥付に入れることが多いようです。

印行のフォーマット(書式)

印行に記載するの内容は、印刷物や会社により異なるため、統一された印行のフォーマット(書式)というものはありません。

印刷物の作成元がわかればよい情報なので、小さな字で目立たないように入れることが多いです。

印行の例

版(バージョン)を記載した印行の例

印刷の版(バージョン)が何かを記載した印行の例です。印刷日を入れることも多いです。

内容を更新していく場合に、どの版か特定ができるので、修正指示などで間違いが起こりづらくなります。

初版発行:2015年11月 第18版発行:2018年10月
  • 初版(一番最初の印刷)印刷日:2015年11月
  • この印刷物の版(バージョン):18
  • この印刷物の印刷日:2018年10月
版(バージョン)が何かを記載した印行の例
版(バージョン)が何かを記載した印行の例

印刷物の社内管理情報を記載した印行の例

社内の管理番号、印刷した年月、部数を記載した印行の例です。後日、印刷物の仕様を確認する際に便利な印行です。

17-06809:2008/03:3000
  • 社内管理番号:17-06809
  • 印刷日:2008年3月
  • 印刷部数:3000部
社内の管理番号、印刷した年月、部数を記載した印行の例
社内の管理番号、印刷した年月、部数を記載した印行の例

印刷の日付や部数、印刷会社を記載した印行の例

印刷した年月や部数、印刷会社を記載した印行の例です。

複数の印刷会社に依頼している場合や、毎回印刷会社が変わる場合などで利用されます。増刷する際にどこに依頼したのかがわかる印行です。

2020-08-3000Y
  • 印刷日:2020年8月
  • 印刷部数:3000部
  • 印刷会社:Y社(吉田印刷所)
印刷した年月や部数、印刷会社を記載した印行の例
印刷した年月や部数、印刷会社を記載した印行の例

よくある質問

Q:印行は必ず入れなければいけませんか?

A:法的な義務はありません。

印刷物管理が簡単になるので、印刷物を継続的に発注する場合は入れることをお勧めします。

ただし、増刷などで印行部分を変更するためには元データを変更する必要があるので、作業上難しい、コストが掛かると思う場合は印行を入れないことも選択肢に挙げられます。

Q:印行のフォーマットは決まっていますか?

A:統一されたフォーマットはありません。

印刷会社や企業ごとに独自のフォーマットを使用しています。

Q:印行と奥付は違うものですか?

A:はい、異なります。

印行は印刷管理のための内部情報的な性格が強いものです。奥付は出版物の発行者、著者、発行日などの出版の事実を記載するもので、一般に公開される情報です。