“色校正・色校” の意味・解説

  • 更新:
  • 公開:2005-08-10 21:35
  • 制作/編集:吉田印刷所
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色校正・色校
目次
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表記・読み

  • 色校正…いろこうせい
  • 色校…いろこう

解説

色校正とは、最終的な印刷(本刷り)に入る前に、印刷物の色の仕上がりを事前に確認するために出力する試し刷りのことです。また、その作業をした印刷物や確認工程も指します。略して「色校」とも言います。

文字の誤りやレイアウトを見る校正(初校・再校など)が「内容が正しいか」を確認するものであるのに対し、色校正は「色や画像の再現が意図どおりか」を確認するものです。

色校正で問題がなければ、本刷りの時に色校正を添付して色見本として使用できます。

※校正紙は退色・変色するため、長期間保管したものを色見本として使用することはおすすめしません。

色校正が必要になる理由

パソコンのモニターで見ている色と、印刷物として仕上がる色は一概には同じになりません。

主な理由は次のとおりです。

  • 色域の違い:RGBデータや特色のデータをCMYKカラーに変換して印刷する場合、再現できる色の範囲(色域)が異なるため、色が変化します。特に鮮やかな青・緑・オレンジなどはCMYKカラーでは沈んだ色になりやすいです。
  • 用紙による再現の違い:同じデータでも、用紙が変われば色は変わります。コート紙とマットコート紙、上質紙では発色・光沢が大きく異なります。透ける薄い用紙でも色が異なります。
  • 印刷方式の違い:印刷方式(オフセット印刷/オンデマンド印刷/インクジェット印刷)によってインキ・トナーの特性が異なるため、色や画像の再現が異なります。
  • 環境の違い:モニターの機種やキャリブレーション状態、見る場所の照明によって、人が感じる色は変わります。

色校正の種類

色校正にはいくつかの方法があります。色校正の印刷機により色の再現性や印刷の再現性などの精度が変わります。精度の高い方法ほど、コストと日数がかかります

※本番と同じ紙を使用する色校正を「本紙校正」とも呼びます。

本機色校正

本番と同じ印刷機・インキ・用紙で印刷する方法です。

もっとも最終的な印刷物(本刷り)に近いですが、コストが一番掛かります。

くわしくは以下のページをご覧ください。

平台校正

校正専用の平台校正機で、本番と同じ用紙に印刷する方法です。

本番の印刷機とは機械が異なるため色の傾向や再現性に差が出ますが、用紙は本番と同じ紙(本紙)が使えます。

コストとしては、本機色校正よりも安いです。

平台校正専業で請け負っている会社もあります。

※吉田印刷所では対応していません。

簡易色校正

インクジェットプルーファーやオンデマンド印刷機などで出力する方法です。DDCP(Direct Digital Color Proofing)と呼ばれる専用機による出力も含まれます。

本機色校正・平台校正よりコストが安く、納期も短く対応できる場合が多いですが、インキではなくインクやトナーで刷るため、質感や光沢、微妙な色の再現には差が出ます。用紙も専用紙になる場合が多く、対応サイズもA3サイズ程度までに限られることがあります。

主に色の傾向を確認するために利用されます。

色校正で確認すべきポイント

色校正で確認するポイントは以下のとおりです。画面やプリンター校正では確認できない部分を重点的に確認しましょう。

  • 全体の色調:明るすぎ・暗すぎ、色かぶり(色の傾き)がないか
  • 写真の再現:人物の肌色、商品の色、モアレ、ハイライトの部分の表現
  • 指定色の再現:ロゴ、コーポレートカラー、特色を4色で表現している箇所の再現
  • 色分解:黒文字がCMYKの4色が入った色になっていないか、オーバープリントになっている部分の下にあるオブジェクトの見え方
  • 文字や線:細い文字、小さな文字、網点(ベタではない色)の文字、細い線の表現

※データの出力確認を目的とした「プリンター校正」「PDF校正」は、色の再現を確認する用途には向きません