6月16日~17日に印刷マイスタースクール第2回を開催しました

  • 公開:2013-06-30 13:33
  • 更新:

2013年6月16日から17日まで、印刷の学校「マイスタースクール」の第2回が株式会社吉田印刷所本社工場で開催されました。

マイスタースクールは乾燥促進技術の習得を目的とした講座で、今回は第1回受講者が自社で実践した結果を報告発表し、フォローアップを行いました。

第1回マイスタースクールにつきましては、こちらをご覧ください。

5月10日~12日に印刷のマイスタースクールを開講しました

「 マイスタースクール」第1回を終えて・ 各社での取組み

乾燥促進技術の基本は印刷機のメンテナンスです。受講者の皆様には、マイスタースクールで学ばれた、堆積した汚れの除去や印刷に使う水の処理など、様々なメンテナンスを自社で実践していただきました。


その結果、「資材の使用量が減った」「印刷のスピードが上がった」などの目に見える成果が、受講された6社すべてで得られたとの発表がありました。さらに特定の資材において使用量が約半分にまで減ったという受講者の方もいらっしゃいました。

メンテナンスを行うメリットとして3 つの効果があります。そのうちの2つ、「材料費の削減」「印刷機のパフォーマンス効果」をご自身で体験されたことで、3つめの効果-最終目的である「印刷工場の全体最適と新たなビジネスモデルの構築」が吉田印刷所特有のものではなく、印刷業界全体で可能となることを感じていただけたようです。



受講者の皆様の声

報告発表の後は、メンテナンス中の疑問や問題点のフォローアップを行いました。対応策を明確にすることで、今後の進め方がはっきりと見えてきたようでした。


全日程5日間、受講生が自社へ帰っての実践期間を含めると1ヵ月以上にわたるマイスタースクールは今回で修了ですが、参加された皆様にとってはこれからが乾燥促進技術を現場で活用していくためのスタートとなります。


そこで、各受講者からマイスタースクールを終えられての感想と、これからの意気込みについてコメントをいただきました。



弊社社長から受講生に向けた挨拶

今までやっていなかったことを皆様がきちんと実践して、マシンの状況も改善されたのですから、効率良く仕事ができるのは当然のことかと思います。

今までよりも間違いなく良くなっていることは確かでしょう。

これからはマイスタースクールで学んだ乾燥促進印刷という技術を用いて、何を印刷するのかが問われます。

与えられた仕事を日々こなすだけでなく、新しい商品を営業部門に提案するなど、印刷現場が会社を変えていく原動力にもなると考えています。

当然、経営者の判断も重要ですが、1社1社が変わっていけば、印刷業界全体を変える起爆剤になると思っています。

皆様も未来に向けて、強い想いを持って頑張ってください。

今日は巣立ちの第1日目です。ありがとうございました。



マイスタースクール修了

マイスタースクール修了後は、学ばれたことを自社へ持ち帰り実践し、社内の作業環境の改善とお客様に付加価値をご提供できる商品作りの基盤の構築に取り組み、乾燥促進技術の習得を目指していただきます。


マイスタースクールで学んだことを実践するためには、メンテナンス時間を作り出さなくてはなりませんし、メンテナンス作業に関しても、それまで自社で培ってきた常識を否定することになるかもしれませんので、現場の理解を得ることと、現場だけではなく社内での協力体制も不可欠です。


弊社ではメンテナンスや作業環境の管理の方法、それらをベースとした乾燥促進技術を弊社特有の技術としてとどめることなく、技術を習得したいと思う同業者の皆様とパートナーシップを結んでいきたいと思っています。

そしてその先には、新しく進化した業界が生まれ、今とは違う世界が見えてくるものと考えています。


ご参加いただいた受講者の皆様、ありがとうございました。


なお、印刷のマイスタースクールについてのお問い合わせは以下のリンクのフォームよりお問い合わせ下さい。

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