フォントのバージョンって気にしたことある?/縦組みがズレる/書籍紹介

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DTP印刷で役立つ情報発信をしているサイトなどを紹介します。

今回はフォントに関する情報とデザインや編集に役立つ書籍を紹介いたします。

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まずは、モリサワのフォントのPro6書体・Pro6N書体のバージョンを理解していないと文字化けが起こるという件です。


MORISAWA PASSPORTでリュウミンや新ゴを使用している方は多いと思いますが、同じフォント名で、IVS非対応フォントとIVS対応フォントがあることをご存じでしょうか。
この違いを理解しないで、編集や出力の作業を行うと、文字化けが発生することが指摘されています。


引用 ────────────────────

状況を整理します。

  ・2013年8月20日にモリサワから「IVS対応アップデータ」がアナウンスされる。
  ・この時点から「非IVS対応版」「IVS対応版」のバージョン違いが混在することになる。
  ・現在、MORISAWA PASSPORTで入手できるのは「IVS対応版」のみ。

問題になるのは、上記の新旧バージョンの組み合わせで文字化けが発生することです。とくにDTPデータの制作環境と出力環境で新旧バージョンの齟齬があった場合が一番危険です。

──────────────────── 引用ここまで


検証の結果としては、出力側が新しいバージョンのフォントを用意してそのフォント環境で開けば、とりあえず事故は起こらないということですが、フォントのバージョンを気にしていない環境がもし社内にあったら、キチンと統一しておくことが重要ではないでしょうか。


詳しい内容は以下のページからご覧ください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
モリサワのPr6/Pr6Nはバージョン違いで文字化けする(ものかの)
http://tama-san.com/morisawa-pr6-pr6n/


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次に、縦組みの話題。

InDesignIllustratorは似ているようで、微妙に色々違いますよね。
縦組みをするときにも、InDesignIllustratorでは違うというお話です。

結論だけ言うと、IllustratorではなくInDesignで組んだ方が良いと言えますが、制作の現場的にはそう言ってられないことも多いでしょう。
Illustratorで組む際は、文字を流し込んで終わりとするのではなく、ズレがあることを意識して作業していくことが大事ですね。


どんな文字がズレやすいのか、なぜズレるのかは以下のページからご覧ください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Illustratorの縦組はどうしてズレるのか | ものかの
http://tama-san.com/illustrator-misalign/


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最後は書籍紹介(をしているページの紹介)。


印刷物の制作現場の新人さん・指導者・関係者に最適な書籍『デザイン 知らないと困る現場の新常識』が紹介されています。
5月ということでこれから学んでいこうという人には良い書籍かもしれません。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
書籍紹介『デザイン 知らないと困る現場の新常識』(DTP Transit)
http://www.dtp-transit.jp/books/post_2169.html


もうひとつは、『+DESIGNING VOLUME 41』です。
イマドキのデータの作り方や環境について書かれており、新しく始めた方も今までやられていた方も参考になる内容です。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
『+DESIGNING VOLUME 41』はマストバイな号です(DTP Transit)
http://www.dtp-transit.jp/books/post_2162.html