みなさんは、ページ数の多いカタログを作るときによく使用される用紙をご存知でしょうか?

紙なんてどれも同じようなモノ…そう思っていませんか。

用紙を知ることで、カタログを作るときに、どんな紙を使えば良いのかがわかるようになります。

一般的なカタログで使用されるコート紙・マットコート紙

一般的なカタログではコート紙、マットコート紙という用紙が使用されています。

コート紙は表面にコート剤を塗布し、滑らかにしたツヤのある用紙で、表面に光沢があります。

それに対してマットコート紙は、コート紙と同じく表面にコーティングした用紙ですが、表面のツヤを消してしっとりとした質感と手触り感があり、上品で落ち着いた雰囲気を演出したい場合に最適です。また、光沢がなく光を反射しないため、可読性と筆記性に優れています。

この2種類の用紙はコストパフォーマンスが良く、印刷カラーの発色が良いため、カタログを始め、チラシやポスターなど幅広い用途で使われている用紙となっています。


さて、一般的なカタログで多く使用されるコート紙、マットコート紙ですが、みなさんの中には、他のカタログと同じじゃつまらない、目立ったカタログを作りたい、もっとこだわって高級感を出したカタログを作りたい、という方もいらっしゃるかと思います。


今回はそんな方へ向けて、質感があり高級感のあるカタログを作るために、本文の用紙の観点からおススメの用紙を紹介します。


ヴァンヌーボ (VENT NOUVEAU)

画像:ヴァンヌーボ
画像出典:ヴァンヌーボ|紙を選ぶ(竹尾)

最初はヴァンヌーボです。

印刷用紙には高い印刷適性が求められますが、一方で紙そのもののもつ豊かな風合いも大きな魅力です。

デザイナー・建築家 矢萩喜從郎氏(1952-)の監修のもと1994年に誕生したヴァンヌーボシリーズは、
印刷適性と紙の風合いという相反する性質を高いレベルで両立させた高級印刷用紙のファインペーパーです。

豊かな風合いをもち、中に空気を多く含むために軽くてかさ高な特徴をもち、厚くて軽い書籍をつくることができます。

また、印刷インキの重ね具合によって豊かで微妙なニュアンスの光沢が出るために、
表情豊かな印刷物に仕上げることができます。

ヴァンヌーボ|紙を選ぶ(竹尾)

さらさらした手触りで自然な白色度が風合いを高めている用紙です。3種類の白色度を選べることもあって、好みの白を使えることが特徴です。

非常に多く使われ、有名な紙なので、カタログ以外にも、名刺やポストカード、カレンダーなどの用途で使用されています。是非おさえておきましょう。

嵩高(かさだか)の紙なので、ページ数の割に厚みとボリューム感のあるカタログを作ることができます。また、嵩高なため、ページをめくりやすいという声もありますので、そうした面からも検討しても良いかもしれませんね。

ヴァンヌーボでは、スノーホワイト・ホワイト・ナチュラルの紙色があります。


※ヴァンヌーボはヴァンヌーボV・ヴァンヌーボVG・ヴァンヌーボVM・ヴァンヌーボF-FS・ヴァンヌーボ スムース-FSの銘柄があります。

関連ページ:ヴァンヌーボに何種類かありますが、どんな違いがありますか?(竹尾)


アラベール (ARAVEAL)

画像:アラベール
画像出典:アラベール|紙を選ぶ(竹尾)

次にアラベールです。

繊細な風合いで優しい手触りをもつ非塗工印刷用紙として開発が始まり、1989年に発売されました。

高い印刷適性と発色性を保ちながら、柔らかい風合いを失わず、ナチュラルで気品のある印刷表現を可能にします。

アラベール|紙を選ぶ(竹尾)

柔らかいですが、ザラッとした独特な手触りの用紙です。ヴァンヌーボと同じく、白色度が選べるためコンセプトに合わせて使用できます。特にウルトラホワイトは、抜けるような白さで、印刷内容を印象づけるのに適した紙色です。

カタログ以外の用途としては、名刺やポストカード、ダイレクトメールなどでもよく使うほか、紙の風合いを活かして、水彩画や水墨画タッチの絵なども映えるので、作品集などのでも使用されることがあります。

アラベールでは、ウルトラホワイト・スノーホワイト・ホワイト・ナチュラルの紙色があります。


NTラシャ

画像:NTラシャ
画像出典:NTラシャ|紙を選ぶ(竹尾)

最後は少し今までとは感じが違う紙になりますが、NTラシャを紹介します。

1949年の誕生以来、日本のファインペーパーのパイオニアとして長く愛され続け、
いまやファインペーパーのスタンダードとして定着しているNTラシャは、
その名の通り羅紗(らしゃ:厚手の起毛毛織物)を思わせる緻密で温かい肌触りをもつ紙です。

良質のコットンパルプを配合することで、独特の柔らかく素朴な質感が生まれています。

NTラシャ|紙を選ぶ(竹尾)

画用紙のようなザラッとした手触りで暖かな質感がある用紙です。他の用途としては、弾力と通気性が優れているのでペーパークラフトなどにも使われることもあります。竹尾のページでもペーパークラフトの作品が紹介されています。印刷の発色も良く、パッケージなどでも使われている用紙です。

また、大きな特徴として、紙の色が豊富で100色を超える色があり、商品やサービスに応じたカラーが選べることが多くのクリエイターから好まれる理由のひとつとなっています。厚さや用紙のサイズによって選べる紙の色の数は異なりますが、白系では、無垢・スノーホワイト・白などの紙色があります。


ほかにも様々な用紙があります

オススメの3種類の用紙はいかがだったでしょうか?

まずは、こちらを参考にしていただき、イメージ通りの高級感があるカタログを作ってみましょう。

ただ、ファンシーペーパーや特殊紙と呼ばれる風合い豊かな用紙は、他にもたくさんあります。

高級感のあるカタログを作るにあたって、どのような紙が良いのかなどのご相談があれば、ぜひお気軽に吉田印刷所までご相談ください。

コスト感も合わせて、内容に合った用紙を提案させていただきます。

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