紙にはいろいろな種類がある

パンフレットやカタログ、メニューなどの印刷物は、一般的にコート紙やマットコート紙などの紙に印刷されます。コート紙やマットコート紙などの用紙は、いわゆる木材のパルプから製造されます。

木材パルプから製造される紙は、乾燥している状態では、形状が非常に安定していますが、水分と接することで、紙の繊維が絡み合っている状態が崩れてしまい、また、構成成分の分子同士の結合力が弱まることで、紙の表面の波打ち、シワ、千切れが発生します。


紙ではない紙の代表格「ユポ」

紙ではない合成紙として、印刷業界で最も有名な銘柄はユポ・コーポレーションの「ユポ」です。

このユポですが、みなさんも知らない間に触れたことがある紙ではないでしょうか。

このユポは、選挙の投票用紙として広く使われています。投票用紙で使用されるユポは軽く折り曲げても元の形状に戻ろうとする力が強く、そして、表面の特性から鉛筆の筆記性が高いため利用されています。投票箱に入れた後に、投票用紙が広がっているので、開票作業もスムースに進むというわけです。

画像:投票のイメージ
投票のイメージ

画像:投票用紙に記入投票(写真AC)

ユポがなぜ白く、鉛筆での筆記性が良いのかはユポ・コーポレーションのウェブサイトに理由が掲載されていました。

基層によって強度を確保し、延伸する工程で表層に発生する無数のミクロボイド(微細な空孔)によって、光が乱反射し、高い白色度と印刷・筆記適性、軽量化といった特性を実現しています。ユポの強み | 紙・合成紙のユポ・コーポレーション

紙ではない紙への印刷のメリット

ユポは木材パルプから製造されていない合成紙なので、油や水に強く、また破れにも強い紙となっています。

こうした特徴から先ほど紹介した選挙の投票用紙だけでなく、選挙ポスターの印刷にも使用されています。雨や破れに強いことで、候補者や政治団体の活動を確実にアピールできるので、多くの候補者や政治団体で使用されています。

画像:屋外に掲示する価格POPやマラソンの選手ナンバー票などで使用したイメージ
屋外に掲示する価格POPやマラソンの選手ナンバー票などで使用したイメージ

そのほかに、お風呂の壁に貼る知育ポスターやハザードマップ、工場で使用するマニュアル、飲食店メニューなどでも使用されています。

飲食店メニューなどは、水分を吸わない紙なので、ジュースや飲み物がメニューに掛かっても拭き取るだけで非常に衛生的に使用ができるとのことです。


PODの活用で少部数からも対応

ユポはその機能性の高さから用紙価格が高いので、単価を抑えるために、ある程度の枚数をオフセット印刷にて印刷しなければコスト感が合わない現実がありました。少部数のユポへの印刷は印刷コストが合わなかったのです。

画像:レストランのメニューとして利用したイメージ
レストランのメニューとして利用したイメージ

しかし、吉田印刷所では独自の技術開発と、PODメーカー・用紙メーカーとの協力で、POD(オンデマンド印刷機)でのカラー印刷を可能にしました。必要な部数だけ、ユポへの印刷が可能になったのです。


また折りをはじめ、中綴じや無線綴じなどの一般的な綴じもできますので、部数の少ないカタログ印刷やメニューの印刷にも対応できるようになり、活用の幅が大きく広がりました。

画像:ユポをPODで印刷したA4サイズの中綴じ冊子
ユポをPODで印刷したA4サイズの中綴じ冊子

水や汚れに強いカタログをお考えの際は、今回ご紹介したユポを使用したものを考えてみてはいかがでしょうか。その際にはぜひ吉田印刷所へご相談ください。

画像:しぶき スプラッシュ 水(Pixabay)

そのほかユポの印刷イメージの画像はユポ・コーポレーションの協力です

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