印刷データ作成ガイド
ラスタライズ効果設定について|Illustrator

Illustratorのラスタライズ効果設定(ラスター効果設定)の設定によりイメージが変化する現象について説明します。

ラスタライズ効果設定とは?

ラスタライズ効果設定(もしくはラスター効果設定)とは、ドロップシャドウやぼかしなどの効果メニューを適用した部分の状態を設定する画面のことです。

ラスタライズ効果設定の画面を出すには、Illustrator CS3では、メニューから「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を選択します。(Illustratorのバージョンにより少し変わります)

ラスタライズ効果設定(1)

この画面の解像度を設定することで、効果メニューを適用した部分の解像度が調整できます。

ラスタライズ効果設定(2)

解像度による見え方の違い

解像度を「スクリーン(72ppi)」と「高解像度(300ppi)」にしたとき違いを見てみましょう。

ラスタライズ効果設定(3)

上記のようにラスタライズ効果設定の解像度によって、同じ「効果」を適用していても仕上がりイメージが異なる場合がありますのでご注意ください。

また、データ制作中に設定を変更した場合もイメージが変化します。

できる限り新規ドキュメント作成時に適正な解像度をお選びください。

※当社では「ドキュメントのラスタライズ効果設定」の「解像度」は「高解像度(300ppi)」または「300ppi以上」の値を設定することをお勧めいたします。